エピペン
当院ではアナフィラキシー補助治療剤(エピペン®)を常備し、処方も可能です。
エピペンて何?
蜂毒や、食物、薬物等によるアナフィラキシー(註)の症状を緩和するために自分で注射する補助治療薬です。アナフィラキシー発症時の治療に用いられるアドレナリン(エピネフリン)の薬液と注射針が器具に内蔵されています。
註:アナフィラキシ-とは急性の全身性かつ重度なI型過敏症のアレルギー反応の一つです。
ほんの僅かなアレルゲン(アレルギーを起こす原因物質)が生死に関わるアナフィラキシー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こすことがあります。アナフィラキシ-はアレルゲンの摂取、皮膚との接触、注射や時に吸入により引き起こされます。
どんな人が持つの?
- 過去に食物により重篤なアナフィラキシーを起こしたことのある方
- 医師により重篤なアナフィラキシー反応が起こる可能性が高いと判断された方
- アナフィラキシー症状が起きても直ちに医療機関で治療を受けられない状況下にいる方
どんな時に使うの?
- 皮膚、粘膜症状が拡大傾向にある時
- 皮膚、粘膜症状以外に咳、声の出しにくさ、呼吸困難、喘鳴などの症状が出現した時
⇒ショック症状が出現する前に速やかに使用することが重要です!
エピペン®(0.3mg)の包装と外観
自己注射練習用のトレーナ-他が付属しています
1.保育所によるアレルギー対応ガイドライン(PDFファイル)
平成31年改訂の、厚生労働省によるガイドラインです。
2.学校のアレルギ-疾患に対する取り組みガイドライン(PDFファイル)
令和元年改訂の、日本学校保健会による「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」を活用するためのガイドラインです。